我に七難八苦を与えたまえ「山中鹿介」 その47
『鹿介は武士として無双』
鹿介は武士としては、その見事な心術といい、動きといい、無双といってよいのでしょうが、武将としては乏
しかったと思われます。
ただその精神の強靭さは、感嘆すべきものがあり、日本歴史上においても類が少ないのかも知れません。
こうした極端なねばり強さは、人生においてもしばしば不運の基になることが少なくないと思います。
尼子家の再興ということが、それほど意義のあるものであったのか、今に生きる人には疑問に思われ一種
の偏執狂的なところがあると感じます。
将器には乏しいといっても、それは一流の名将らと比較してのことであり、秀吉配下の諸将の大部分と比べ
れば、決して劣ってはいなく、彼がもし志を転じて、自分自身の運命を開くために働いたら、50万や60万石
の大名となることは易々たるものだったのかも知れません。
山陰地方で主家復興のため働いた鹿介、最後は主家の復興ではなく敵の将を倒すことになってしまいます
が、無念さが伝わってくる結末でした。
大きな勘違いをしていました。
月山富田城の山中御殿跡は、山中鹿介の御殿跡かと以前は思っていたのですが、彼は富田城に入城する
ことなく、その支城でバタバタしていただけでした。 (山中御殿:さんちゅうごてんで、ああ勘違いでした)
長い間、「我に七難八苦を与えたまえ」の山中幸盛(鹿介)にお付き合い戴き、ありがとうございました。
次の戦国武将は、「美濃のマムシ 斎藤道三」にスポットを当ててみたいと思います。
ランキングに参加しています
いつもありがとうございます。
『戦国クイズ』
≪前回の解答≫
正解:山陰の麒麟児
「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話などから国民教育の題材として戦前の教科書に採用され、山陰の麒麟児という異名を山中鹿介幸盛はとっていました。
<参考文献:武将列伝(海音寺潮五郎薯)>
鹿介は武士としては、その見事な心術といい、動きといい、無双といってよいのでしょうが、武将としては乏
しかったと思われます。
ただその精神の強靭さは、感嘆すべきものがあり、日本歴史上においても類が少ないのかも知れません。
こうした極端なねばり強さは、人生においてもしばしば不運の基になることが少なくないと思います。
尼子家の再興ということが、それほど意義のあるものであったのか、今に生きる人には疑問に思われ一種
の偏執狂的なところがあると感じます。
将器には乏しいといっても、それは一流の名将らと比較してのことであり、秀吉配下の諸将の大部分と比べ
れば、決して劣ってはいなく、彼がもし志を転じて、自分自身の運命を開くために働いたら、50万や60万石
の大名となることは易々たるものだったのかも知れません。
山陰地方で主家復興のため働いた鹿介、最後は主家の復興ではなく敵の将を倒すことになってしまいます
が、無念さが伝わってくる結末でした。
大きな勘違いをしていました。
月山富田城の山中御殿跡は、山中鹿介の御殿跡かと以前は思っていたのですが、彼は富田城に入城する
ことなく、その支城でバタバタしていただけでした。 (山中御殿:さんちゅうごてんで、ああ勘違いでした)
長い間、「我に七難八苦を与えたまえ」の山中幸盛(鹿介)にお付き合い戴き、ありがとうございました。
次の戦国武将は、「美濃のマムシ 斎藤道三」にスポットを当ててみたいと思います。
ランキングに参加しています
いつもありがとうございます。
『戦国クイズ』
≪前回の解答≫
正解:山陰の麒麟児
「願わくは、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話などから国民教育の題材として戦前の教科書に採用され、山陰の麒麟児という異名を山中鹿介幸盛はとっていました。
<参考文献:武将列伝(海音寺潮五郎薯)>
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一途☆
おはよーぃ(*´∀`)ノ
主家再興にかける浪人の思い…
現代人には量りかねるものがあるのかもしれませんね
戦国時代は才能を売る時代でもあったように思いますが…
山中氏は節義に殉じたところに価値があったのかもしれませぬ(´∀`)b
主家再興にかける浪人の思い…
現代人には量りかねるものがあるのかもしれませんね
戦国時代は才能を売る時代でもあったように思いますが…
山中氏は節義に殉じたところに価値があったのかもしれませぬ(´∀`)b
鹿介くん♪
こんばんは。いつもお世話になっております。
月山富田城へまた行きたくなります。きっと今頃はものすごい雪に覆われているでしょうね。
昨年の大河がなかなか面白かった鹿介くん。彼は上の者がいないと奮起できない根っからの忠臣タイプだったのかなぁ。
pigletくん、寒さを我慢してるのか、感動にうち震えているのか、どっちかしら。
月山富田城へまた行きたくなります。きっと今頃はものすごい雪に覆われているでしょうね。
昨年の大河がなかなか面白かった鹿介くん。彼は上の者がいないと奮起できない根っからの忠臣タイプだったのかなぁ。
pigletくん、寒さを我慢してるのか、感動にうち震えているのか、どっちかしら。
Soive さま
Soiveさん、こんばんわー(^o^)ノ
まいにち寒いから小さくなっているばーい( ͒˃⌂˂ ͒)
主家の復興といっても鹿くんは若いからたいした家臣でも
なかっただろうにね。
> 戦国時代は才能を売る時代でもあったように思いますが…
そう、売り先をもっと考えてもよかったかもね
> 山中氏は節義に殉じたところに価値があったのかもしれませぬ(´∀`)b
あるいみ不器用な人だったのかもしれませんよね。
ほれてしまいそうなタイプですかぁ~^^
まいにち寒いから小さくなっているばーい( ͒˃⌂˂ ͒)
主家の復興といっても鹿くんは若いからたいした家臣でも
なかっただろうにね。
> 戦国時代は才能を売る時代でもあったように思いますが…
そう、売り先をもっと考えてもよかったかもね
> 山中氏は節義に殉じたところに価値があったのかもしれませぬ(´∀`)b
あるいみ不器用な人だったのかもしれませんよね。
ほれてしまいそうなタイプですかぁ~^^
つねまる さま
つねまるさん、こんばんわー♪
月山富田城は雨上がりで山頂部まで行けてないので、また、ぜひ行きたい城です♪
そう鹿くんは大将でなく、仕官であれば抜群の働きをしたのではないでしょうか。
信長に捨て駒にされなければ、もっと働けただろうに・・・。
でも、中国平定の結末には不満を持ったでしょうから、上月城の結末で良かった
ような気もします。
> pigletくん、寒さを我慢してるのか、感動にうち震えているのか、どっちかしら。
pigletは両方かも知れません! 奥歯がガツガツいって合わないそうです。
やがて、大嫌いな奥歯切りに行く時期も近づいています><
牧草を食することを忘れた、うさぎの宿命です。シクシク
月山富田城は雨上がりで山頂部まで行けてないので、また、ぜひ行きたい城です♪
そう鹿くんは大将でなく、仕官であれば抜群の働きをしたのではないでしょうか。
信長に捨て駒にされなければ、もっと働けただろうに・・・。
でも、中国平定の結末には不満を持ったでしょうから、上月城の結末で良かった
ような気もします。
> pigletくん、寒さを我慢してるのか、感動にうち震えているのか、どっちかしら。
pigletは両方かも知れません! 奥歯がガツガツいって合わないそうです。
やがて、大嫌いな奥歯切りに行く時期も近づいています><
牧草を食することを忘れた、うさぎの宿命です。シクシク
No title
鹿之助さま、面白かったです
今回大河「黒田官兵衛」に出たこともあって
改めてこちらのブログで読むと、
時代に乗れなかった人だっていうのがよくわかりました
日本人が好きなタイプ。
そんな感じがしました
今回大河「黒田官兵衛」に出たこともあって
改めてこちらのブログで読むと、
時代に乗れなかった人だっていうのがよくわかりました
日本人が好きなタイプ。
そんな感じがしました
まにゅの子 さま
まにゅの子さん、こんにちは!
コメントありがとうございます♪
正しくそうですね。
鹿さんは、正義感が強く真面目で時代の流れに乗れていない
田舎侍って感じですね。
山陰地方のことに、あまり興味を示していなかったこともあり、
記事を書きながら勉強になりました^^
尾張や畿内の武将たちに比べると、鹿くんは純粋だったでしょうネ。
コメントありがとうございます♪
正しくそうですね。
鹿さんは、正義感が強く真面目で時代の流れに乗れていない
田舎侍って感じですね。
山陰地方のことに、あまり興味を示していなかったこともあり、
記事を書きながら勉強になりました^^
尾張や畿内の武将たちに比べると、鹿くんは純粋だったでしょうネ。
えーーーー!
ご無沙汰しておりますm(_ _)m
山中御殿→山の中の御殿ってことですか〜(^^;;
看板の前で、思いをはせていたのに、、、。
残念ですけど、おもしろい情報をありがとうございます!
山中御殿→山の中の御殿ってことですか〜(^^;;
看板の前で、思いをはせていたのに、、、。
残念ですけど、おもしろい情報をありがとうございます!
かっちゃん さま
かっちゃんさん、お久しぶりです♪
> 山中御殿→山の中の御殿ってことですか〜(^^;;
ですよねー( ͒˃⌂˂ ͒)
ああ・・・勘違いしておりました。
けっこう勘違いされているかた、いらっしゃるかも知れませんネ。
> 山中御殿→山の中の御殿ってことですか〜(^^;;
ですよねー( ͒˃⌂˂ ͒)
ああ・・・勘違いしておりました。
けっこう勘違いされているかた、いらっしゃるかも知れませんネ。