戦国悲運の美女 3 「細川ガラシャ」 その2
『三成の人質になることを拒絶するも 自害はできず・・・』
山中に隔離されて辛い経験をすれば 神にもすがりたい気持ちになったのでしょうか 大坂に住むように
なった彼女は 当時 都市部で流行していたキリスト教に触れて 次第に神に救いを求めるようになる
忠興が九州に出陣している隙に屋敷を抜け出して教会に通い ついには洗礼をうけてガラシャの洗礼名
を持つようになる 以後は敬虔なカトリック信者となっていた
夫の忠興は家康に従って会津征伐に向かいガラシャは大坂の細川屋敷に残った 不穏な情勢のなか
忠興も大坂にガラシャを残して行くことを心配していた
しかし この男の心配は度を越している・・・ 大量の薪を備蓄して彼女の寝所の床下に置いた
もし敵が屋敷に乱入してきたら 妻が敵兵の手に触れたりするのは耐えられない そうなる前に火を付けて
跡形も無く消えてくれることを願ったという
そして 石田三成が挙兵し1600年に関ヶ原合戦が勃発する
大坂を掌握した三成は 諸大名の妻子を人質にするため兵を動かし 細川屋敷も西軍の兵によって囲まれ
たが ガラシャは人質になることを拒絶
彼女はキリスト教信者であるため自害ができず 家臣が彼女の胸を貫き 屋敷に火をかけた
忠興が望んだとおり 死体を残さず燃えて跡形も無く消えたという
「ちりぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」
38歳で昇天した薄倖の美女・ガラシャの辞世という
ちなみに 夫・忠興が彼女の死を知らされたのは 清洲へと行軍中の8月3日伊豆三島においてであった
崇禅寺のガラシャの墓
兄・光秀を生涯背負って薄倖で生きたのでしょうね。

久しぶりに「動いて啼くワンちゃん」と戦う管理人のpigletです。

『戦国クイズ』
≪昨日の解答≫
正解は:足利義昭
義輝は13代将軍で義昭の兄。剣豪将軍として有名でしたが、松永久秀らの手によって暗殺。
義政は8代将軍で慈照寺銀閣を建立、室町期東山文化の中心人物でしたが、幕府の権威は失墜し
世嗣争いに端を発して応仁の乱が勃発しました。
≪本日の問題≫
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<参考文献:戦国時代>
山中に隔離されて辛い経験をすれば 神にもすがりたい気持ちになったのでしょうか 大坂に住むように
なった彼女は 当時 都市部で流行していたキリスト教に触れて 次第に神に救いを求めるようになる
忠興が九州に出陣している隙に屋敷を抜け出して教会に通い ついには洗礼をうけてガラシャの洗礼名
を持つようになる 以後は敬虔なカトリック信者となっていた
夫の忠興は家康に従って会津征伐に向かいガラシャは大坂の細川屋敷に残った 不穏な情勢のなか
忠興も大坂にガラシャを残して行くことを心配していた
しかし この男の心配は度を越している・・・ 大量の薪を備蓄して彼女の寝所の床下に置いた
もし敵が屋敷に乱入してきたら 妻が敵兵の手に触れたりするのは耐えられない そうなる前に火を付けて
跡形も無く消えてくれることを願ったという
そして 石田三成が挙兵し1600年に関ヶ原合戦が勃発する
大坂を掌握した三成は 諸大名の妻子を人質にするため兵を動かし 細川屋敷も西軍の兵によって囲まれ
たが ガラシャは人質になることを拒絶
彼女はキリスト教信者であるため自害ができず 家臣が彼女の胸を貫き 屋敷に火をかけた
忠興が望んだとおり 死体を残さず燃えて跡形も無く消えたという
「ちりぬべき時知りてこそ世の中の 花も花なれ人も人なれ」
38歳で昇天した薄倖の美女・ガラシャの辞世という
ちなみに 夫・忠興が彼女の死を知らされたのは 清洲へと行軍中の8月3日伊豆三島においてであった
崇禅寺のガラシャの墓
兄・光秀を生涯背負って薄倖で生きたのでしょうね。

久しぶりに「動いて啼くワンちゃん」と戦う管理人のpigletです。


『戦国クイズ』
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正解は:足利義昭
義輝は13代将軍で義昭の兄。剣豪将軍として有名でしたが、松永久秀らの手によって暗殺。
義政は8代将軍で慈照寺銀閣を建立、室町期東山文化の中心人物でしたが、幕府の権威は失墜し
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戦国悲運の美女 3 「細川ガラシャ」 その1
『夫・細川忠興の溺愛は病的であった』
細川ガラシャも 乱世に運命を翻弄された悲劇の美女である
明智光秀の3女として生まれ その名を「玉子」という
織田信長に臣従する諸将のなかでも 光秀と細川藤孝はつき合いも古く仲が良かったという そのため
「嫡男の忠興の嫁に」と彼女が請られたのも自然の成りゆきであったのでしょう
勝竜寺城公園の細川忠興・ガラシャ像

<クリックで拡大します>
だが この結婚が悲劇だった
義父の藤孝は茶の湯にも通じた当事としては一流の教養人・人格者でもあったという
ところが その息子は似ても似つかない 気性が激しく乱暴 しかも とてもやきもち焼きで執念深かった
美しかった彼女を溺愛するのはいいのだが その溺愛ぶりは病的だったという
ある日 庭の手入れをしていた庭師が たまたま通りかかった彼女と話をしているのを見た忠興は何も言
わずに刀を抜くと その庭師を斬殺してしまう
また 彼女を他の男に見られるのを嫌がって 屋敷の奥に閉じ込めてしまう
家臣たちも彼女と話すどころか 見ることさえも怖がった そんなことをしたら後で忠興に何をされるか
解らない
夫の異常な嫉妬心のおかげで かなり辛い生活を強いられた
そして1582年 本能寺の変が起こる
光秀はやがて秀吉に敗れて死ぬが 彼女は「逆賊の娘」として危うい立場になった
しかし 彼女を偏愛する忠興には離縁などという考えはない ほとぼりが冷めるまで世間の目から隠し
わずかな近習を付けて人目につかない丹波の山中に幽閉してしまった
2年後に秀吉が取りなして大坂の細川屋敷で生活が許されるまで ずっと寂しい山中に隔離されて暮ら
した
いつもLove・ラブ
piglet&sa-ko嬢は、暑いのも関係なくアツ・アツです。

1階でのアツ・アツも関係なく、2階のケージでは、長女・1号は爆睡中です。

『戦国クイズ』
≪昨日の解答≫
正解は:直江兼続
この時の兼続の働きは敵からも称えられるほどであったと伝えられています。
ちなみに他の2将も上杉家(謙信)の重臣でしたが、長尾政景は1564年に野尻湖で溺死。
柿崎景家は川中島で先鋒を務めた猛将でしたが、1575年に織田方内通の濡れ衣を着せられ誅殺されました。
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細川ガラシャも 乱世に運命を翻弄された悲劇の美女である
明智光秀の3女として生まれ その名を「玉子」という
織田信長に臣従する諸将のなかでも 光秀と細川藤孝はつき合いも古く仲が良かったという そのため
「嫡男の忠興の嫁に」と彼女が請られたのも自然の成りゆきであったのでしょう
勝竜寺城公園の細川忠興・ガラシャ像

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だが この結婚が悲劇だった
義父の藤孝は茶の湯にも通じた当事としては一流の教養人・人格者でもあったという
ところが その息子は似ても似つかない 気性が激しく乱暴 しかも とてもやきもち焼きで執念深かった
美しかった彼女を溺愛するのはいいのだが その溺愛ぶりは病的だったという
ある日 庭の手入れをしていた庭師が たまたま通りかかった彼女と話をしているのを見た忠興は何も言
わずに刀を抜くと その庭師を斬殺してしまう
また 彼女を他の男に見られるのを嫌がって 屋敷の奥に閉じ込めてしまう
家臣たちも彼女と話すどころか 見ることさえも怖がった そんなことをしたら後で忠興に何をされるか
解らない
夫の異常な嫉妬心のおかげで かなり辛い生活を強いられた
そして1582年 本能寺の変が起こる
光秀はやがて秀吉に敗れて死ぬが 彼女は「逆賊の娘」として危うい立場になった
しかし 彼女を偏愛する忠興には離縁などという考えはない ほとぼりが冷めるまで世間の目から隠し
わずかな近習を付けて人目につかない丹波の山中に幽閉してしまった
2年後に秀吉が取りなして大坂の細川屋敷で生活が許されるまで ずっと寂しい山中に隔離されて暮ら
した
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1階でのアツ・アツも関係なく、2階のケージでは、長女・1号は爆睡中です。

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正解は:直江兼続
この時の兼続の働きは敵からも称えられるほどであったと伝えられています。
ちなみに他の2将も上杉家(謙信)の重臣でしたが、長尾政景は1564年に野尻湖で溺死。
柿崎景家は川中島で先鋒を務めた猛将でしたが、1575年に織田方内通の濡れ衣を着せられ誅殺されました。
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