三成の関ヶ原 その12 「徳川屋敷への駆け込みについての考察 考察2」

「徳川屋敷への駆け込みについての考察 その2」

*ご注意ください。三成に傾注した記事になっております。

三成は恥も外聞も忘れ、ただ命を惜しんで、伏見の徳川屋敷に駆け込んだ。

7将の襲撃から身を守るためには、7将を巧みに操る家康の権勢を利用するのが、最も懸命であったから

です。

潭龍寺の三成像
is.石田三成 潭龍寺

そして、一時的にもわが身の危機を救ってくれた家康への返礼という意味で、家康の指示に従い奉行職

を棄てて、佐和山の居城に閉居したのです。

しかし、三成の佐和山閉居は、打倒家康のための挙兵計画を練り直しには、三成にとって、むしろ絶好の

チャンスであったのです。

仮に三成が7将の襲撃から身を守るために佐和山に篭って戦備を整えたならば、かえって7将の石田討伐

に絶好のチャンスを与える結果となり、打倒家康の兵を挙げ前に敗死しなければならなかったでしょう。

それでは三成の唯一の目的も計画も水泡と帰することになります。

家康に保護され、家康の勧めに従って佐和山城に閉居させられているのでは、さすがの7将も手が出せな

かったのです。

7将らは、家康のために奉行職を解かれて佐和山に閉居を命じられた三成のことを、軽蔑し、冷笑すること

によって、留飲を下げることができたのです。

私怨のために感情に走ることしか知らない7将らの存在は、打倒豊臣の謀略を練る老獪無比の家康にとっ

て、扱いやすいデク人形だったのです。

彼らに「豊臣秀頼公には絶対に異心を抱かない。貴公らの気持ちは充分に理解する。この家康についてく

れば、将来は保証する。」

と言えば、安っぽく感激する。

思慮の浅い武人であることを、家康はよく認識していたのです。

彼らを騙して、手足のごとく駆使するためには、彼らの武功を礼賛すると同時に、石田嫌いの心情を理解し

てやれば、それで十分であったのです。

ume 20121207 001

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いつも応援ありがとうございます。

『戦国クイズ』

≪前回の解答≫
正解:忍城
三成は本陣を、忍城が一望できる近くの丸墓山古墳に置き、利根川を利用した水攻めを行うことを決定し、総延長28キロメートルに及ぶ石田堤を建設し忍城を攻めるも、堤防が決壊し失敗に終わっています。
忍城は「のぼうの城」ですね。

≪本日の問題≫


                 <参考文献:石田三成(桑田忠親薯)、大谷継吉と石田三成(工藤章興薯)>
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非公開コメント

こんにちは

石田三成の視点からのお話、とても面白いです。
ついつい人情派な武将たちに目が行きがちで、三成の人となりって卑劣な感じでとらえてましたが、三成の心情を追ってゆくと、新たに見えてくるものがあるんですねー。

それにしても、家康は老獪で人心掌握に長けていたんだなあと今更ながら思います。

No title

いつも拝見しております、お久しぶりです。


もしかして、関ヶ原by司馬遼太郎好きですか? 私が歴史に興味を持ち始めて最初に手にとったのは司馬遼太郎の関ヶ原でした。


nosi様のブログから飛べるやる夫の関が原戦線異常アリってスレッドはアマチュアながら秀逸であり新鮮です。読み物としても面白いのでお勧めですよ。


では失礼しましたー

aliごろう さま

こんにちは、
いつもありがとうございます。

三成くんの評価は二分されますよね。
史実が伝わらない現在、乏しい情報で評価しているのですから、
チョット無理があるのかも知れませんね。

大河ドラマや歴史小説のような創作物などを読んで判断している面が
ありますから、なおさらのことですね。

ただ、三成くんの真意の目的には大変興味がありませんか…。

> それにしても、家康は老獪で人心掌握に長けていたんだなあと今更ながら思います。

これは、素晴らしい技ですね☆

黒蟻 さま

毎日、ありがとうございます。
今日は眠くないですか?^^

司馬遼太郎さんファンは多いですよね!
私の場合も、本屋さんから家まで運ぶのですが、なぜかページを
開くことがありません。

今回、三成に触れるために石田村と佐和山城&関ヶ原に行ってきました。
江州は戦国時代だらけですから、大好きな場所です。

歴史は自分の感じたことを膨らますことができるので、楽しいです
よね。
なるだけ、創作歴史小説に振り回されないようにして…♪

気軽にコメントしてくださいね。
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平成26年6月30日に100城を制覇しました!

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