【加藤清正】 その35

『熊本城の石垣』

関ヶ原の戦いの時、清正は九州にいて、黒田官兵衛とともに東軍のために戦い、小西行長の居城・宇土城と

属城・八代城を陥れ、戦後、肥後一国の54万石の領主となった。

熊本城の築城は、この後のことでした。

それまでもここに城はあったが、清正はこれを大きく拡大し築きなおしたのです。1600年頃に天守が完成し、

1606年には城の完成祝いを行い、地名も隈本から熊本に改めています。

熊本城の石垣 (熊本城登城記はたくさんありますが、石垣は「こちら」です。)
ku.熊本城 20110204 010
<クリックで拡大>

熊本城はその石垣の築き方に独特のものがあり、日本の諸城郭中、最も異色があると言われます。

石垣の傾斜工法には、下け縄(垂直)・たるみ(暖勾配)・はねだしの3種類があるが、熊本城は「はねだし」で、

裾がゆるやかで外に出て、その上に半弧形に積み上げる様式です。この積み上げは角錐形の石の狭い小口

を壁面に出し、広い小口を奥に入れないとできない。

普通の石垣と比べると随分多量に石材がいるわけですが、そのかわり堅固であり、よじ登ることもできず、城

壁としては最も理想的な石垣だという。

西南戦争の時、西郷軍の兵らが

「なんじゃこげん石垣、よじ登るに何の手間いるもんか!」

と走り上がろうとしたが、途中まで登ると、石垣の上の方が頭上に迫ってきて空も見えないので、しずしずと降

りたという。

この様式の石垣は朝鮮の城壁に多いことから、清正は朝鮮在陣7年の間に学んできたのでしょう。


清正のことを、当時の書物に「石垣接ぎの名人である」と書いているそうです。

名古屋城の天守閣は清正が一手に引き受けた(名古屋市史)といいますが、その石垣を築く時、彼は幕を張っ

て見えないようにしたそうです。当時としては、こういう技術は一種の軍事機密なのですから、当然のことであっ

たのでしょう。

熊本の各河川の堤防には、清正が築いたものが残っていて、これまでに決して崩れたことがないので。肥後の

人々は

「清正公様(せいこしょ)の堤防は何百年たっても崩れはせんが、この頃出来たものは科学的じゃのなんじゃの

と言うても、すぐ崩れてしまいおるばい。何が科学じゃ」

と言って、清正公様をたたえていますが、の堤防も朝鮮式石垣築造法によるものでしょう。


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いつもありがとうございます。


pig 20140213


『戦国クイズ』

≪前回の解答≫
正解:徳川家康
三成と対立関係にあった武断派の加藤清正、福島正則、黒田長政、細川忠興、浅野幸長、池田輝政、加藤嘉明の7将が、三成の大坂屋敷を襲撃する事件が起きたが、三成は事前に佐竹義宣の助力を得て大坂から脱出し、伏見城内に逃れていた。
この後7将と三成は伏見で睨みあう状況となり、仲裁に乗り出した家康により和談が成立し、三成は五奉行からの退隠を承諾しています。

≪本日の問題≫


                                      <参考文献:乱世の英雄(海音寺潮五郎薯)>
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No title

こんばんは!

熊本城だぁ~(^^)
熊本城といえば石垣ですよね♪
子供はぜったい一度は登ってみたという代物(笑)

登ったら怒られますけどね。

先人の知恵はすごいです!

ねねてん さま

ねねてんさん、こんばんわ~

> 熊本城だぁ~(^^)
はい。自慢の熊本城ですよ♪
熊本に在住の時は、空気みたいな存在でしたが、
最近は望郷の念を掻き立ててくれています^^

> 熊本城といえば石垣ですよね♪
> 子供はぜったい一度は登ってみたという代物(笑)

普通に上っている観光客もいますよね!
なぜか、そういう気持ちにさせてくれる石垣ですね。

> 先人の知恵はすごいです!

「せいしょこさん」は肥後人の誇りです☆
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Author:piglet01
Piglet01のブログへようこそ!!


平成26年6月30日に100城を制覇しました!

城郭ライトアップの撮影にチャレンジします。


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*参考文献:日本100名城公式ガイドブック、Wikipedia



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