『直江兼続』 その35

『兼続と慶次郎』 その6

【関ヶ原の戦いで西軍大敗】

長谷堂城攻め開始から数日、上杉軍の陣中へ衝撃的な一報が飛び込んだ。

「去る9月25日早朝、美濃国関ヶ原において、東西両軍が決戦。同日夕刻までに、西軍大敗。」

関ヶ原の三成陣 (関ヶ原の陣所巡りは「こちら」です。)
se.関ヶ原三成陣 001

知らせは西上した徳川家康の東軍が、石田三成率いる西軍をわずか一日で撃破したというものであった。

会津若松城の上杉景勝は、前線の直江兼続らに即刻撤退を命じた。

兵を引くといっても、生易しいものではありません。

上杉軍は最上領の真っただ中にあり、しかも背後には伊達勢を背負っているのです。

関ヶ原の西軍大敗の報は、当然、最上、伊達勢にも届いていると思われ、かさにかかった苛烈な追撃が予

想されるのです。

危険の大きい全軍の殿軍(しんがりぐん)は、大将の兼続がつとめた。

上杉軍が撤退を始めると、最上義光が山形城から討って出て、一兵も領外へ逃がすまいと激しく追いすがっ

た。

兼続は直属の与板衆3百騎を一団となし、敵が迫れと思うと踏みとどまって攻め、その勢いに敵の追撃が鈍

ると思えば隙を見て退却した。

攻撃と防御を変幻自在に使い分ける、謙信直伝の「懸り引き」の戦法です。

しかし、最上勢に伊達勢が合流すると、追撃をしのぐ兼続の手勢も疲れが見えはじめ、与板衆は崩れ出し、

兼続は混戦のなかで

「もはや、これまで・・・」

と、自刃を決意した。

この時、兼続の前に現れ

「大将たる者が、いたずらに死を急ぐことは何ごとかっ!」

と叱咤したのが狸々緋猩々緋の羽織をなびかせた前田慶次郎であった。



ランキングに参加しています
にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ

いつもありがとうございます。



pig 20150618




                                         <参考文献:実伝直江兼続(火坂雅志編)>
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 歴史雑学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

ぱんぱかぱーん♪

こんばんは。いつもお世話になっております。
殿軍を引き受けた兼続も大変でしたが、まあ、自分ちの事ですから頑張ってもらってー。
慶次郎、かーっこいーい(≧∇≦)
彼の前では誰しもが前座になってしまうのかしら。

おお。pigletくんも出陣ですか?男祭ですかー!?

ありがとうございます!

その33では、ちゃんと書けていたのに「たぬたぬひ」になっていましたm(__)m
変更しておきましたぁ~(^^)/

つねまる さま

つねまるさん、こんばんわ~♪

慶次郎の前では、誰もが前座になってしまいますね!
特に、政宗さんはかわいそうなくらいに・・・。

戦国の世に、こういう人がいたと想像するだけでも楽しくなります♪

> おお。pigletくんも出陣ですか?男祭ですかー!?

彼は気負っています。 大丈夫でしょうか!
プロフィール

piglet01

Author:piglet01
Piglet01のブログへようこそ!!


平成26年6月30日に100城を制覇しました!

城郭ライトアップの撮影にチャレンジします。


「日本百名城塗りつぶし同好会」にも参加しています。

会員番号:908です。

日本百名城塗りつぶし同好会

パーソナルURLは、「リンク」の「日本百名城塗りつぶし同好会」からお願いします。


*参考文献:日本100名城公式ガイドブック、Wikipedia



ランキングに参加しています

人気ブログランキングへ







20140816 郡上おどり 002-1
I LOVE 郡上おどり













最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
リンク
月別アーカイブ