『直江兼続』 その36
『兼続と慶次郎』 その7
【朱槍の猛者たち】
「わが手をもって、最上の追撃を食い止める。その間に、直江殿は速やかに退かれたし」
かぶき者の慶次郎は、この戦場こそが長年に渡る直江兼続の友情に報い、みずからの生涯を飾るにふさわ
しい華やかな死に場所であると考えたのでしょう。
花の慶次

おのれは風のごとく自由に生きる一匹狼である。それに比べ、兼続は上杉家という重い荷を背中に背負って
いる。
いまだ、この世になすべきことを残している友のため、
「ひとつ、この命をくれてやろう・・・」
自分流の義のあり方を、慶次郎はそこに見いたしたのです。
河原毛の馬で駆け戻るや、慶次郎は谷あいの一本道に仁王立ちになり、朱の十文字槍を構えて最上勢の前
に立ちふさがった。
これを見た上杉軍の侍のなかから、慶次郎につづく者があらわれた。
水野藤兵衛、韮塚理右衛門、宇佐美弥五左衛門、藤田森右衛門の4人です。
彼らはかって、上杉家へやって来た慶次郎が朱槍を携えているのを見とがめ
「わが上杉家では、朱槍は武功のあった者のみに所持が許されるもの。慶次郎にお許しになるなら、武功を重
ねてきたわれらにもお認め下されたし」
と主君・景勝に直訴して、とくに朱槍を許された猛者(もさ)たちです。
ランキングに参加しています

いつもありがとうございます。

<参考文献:実伝直江兼続(火坂雅志編)>
【朱槍の猛者たち】
「わが手をもって、最上の追撃を食い止める。その間に、直江殿は速やかに退かれたし」
かぶき者の慶次郎は、この戦場こそが長年に渡る直江兼続の友情に報い、みずからの生涯を飾るにふさわ
しい華やかな死に場所であると考えたのでしょう。
花の慶次

おのれは風のごとく自由に生きる一匹狼である。それに比べ、兼続は上杉家という重い荷を背中に背負って
いる。
いまだ、この世になすべきことを残している友のため、
「ひとつ、この命をくれてやろう・・・」
自分流の義のあり方を、慶次郎はそこに見いたしたのです。
河原毛の馬で駆け戻るや、慶次郎は谷あいの一本道に仁王立ちになり、朱の十文字槍を構えて最上勢の前
に立ちふさがった。
これを見た上杉軍の侍のなかから、慶次郎につづく者があらわれた。
水野藤兵衛、韮塚理右衛門、宇佐美弥五左衛門、藤田森右衛門の4人です。
彼らはかって、上杉家へやって来た慶次郎が朱槍を携えているのを見とがめ
「わが上杉家では、朱槍は武功のあった者のみに所持が許されるもの。慶次郎にお許しになるなら、武功を重
ねてきたわれらにもお認め下されたし」
と主君・景勝に直訴して、とくに朱槍を許された猛者(もさ)たちです。
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かーっこいーい
こんばんは。いつもお世話になっております。
じい様慶次郎、終わってしまって寂しいですわ。花の慶次も面白かったです。途中の脱線は目をつぶるです。
pigletくん、お似合いです。朱槍まで持たせてもらって、どこへ助っ人に?
じい様慶次郎、終わってしまって寂しいですわ。花の慶次も面白かったです。途中の脱線は目をつぶるです。
pigletくん、お似合いです。朱槍まで持たせてもらって、どこへ助っ人に?
つねまる さま
つねまるさん、こんばんわ~♪
じいさま慶次郎の最終回、みましたよ!
かなり目をつぶりましたが・・・。
あんなにまでも、happyendにしなくても、ですよね。
米沢の堂森を尋ねた際は、涙が出るような場所でした。
> pigletくん、お似合いです。朱槍まで持たせてもらって、どこへ助っ人に?
あっしは、「長谷堂に駆けつける」言い残し、駆け足で旅立ちました!!
じいさま慶次郎の最終回、みましたよ!
かなり目をつぶりましたが・・・。
あんなにまでも、happyendにしなくても、ですよね。
米沢の堂森を尋ねた際は、涙が出るような場所でした。
> pigletくん、お似合いです。朱槍まで持たせてもらって、どこへ助っ人に?
あっしは、「長谷堂に駆けつける」言い残し、駆け足で旅立ちました!!