『秀吉の大陸進出の野望』 その35

『お忘れではござるまいな』

清正は忠州城の野外に夜陣するように命じた後、鍋島直茂と相良長毎とを同道して、城内の小西行長

の本陣に向かった。

加藤清正(1562-1611年)
ka.加藤清正

小西は清正が立腹していることを知っている。

しかし、何とかごまかしてしまうつもりだ。元来度胸はよい方であり、弁口にも自信がある。

彼は清正が怒面満面で現れるに違いないと思っていたのに、至って平静な様子で現れたので、はてな

と思った。

かえってあしらいにくいと、心をひきしめた。

挨拶も至って平静である。小西は益々警戒した。

やがて、清正は

「さて」

といって、強い目で、きっと小西を見た。

「余の儀ではござらぬ。貴殿と拙者とは、大坂において約束しました。貴殿がこの国と最後の論判をなさ

り、和戦いずれに決しても、必ず壱岐に待っている拙者に連絡すると。お忘れではござるまいな」

小西は席をさがり、両手をつきうやうやしく言う。

「申し訳ござらぬ。そのことについては、拙者くれぐれも、お侘びいたさなければなりません。実は・・・」

清正はさえぎった。

「約束したことをお認めになるかどうか。それを伺えばよろしい。いかがでござる」

「確かに約束つかまつりました。しかし・・・」
「2度も、3度も、拙者が念をおし、貴殿はその度に決して違背はせぬと申されたことも、お認めになり

ますな」

「認めます。しかし・・・」

弁解しようとするのを、清正は受け付けない。

まっしぐらに自分の言い分に突進する。



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いつもありがとうございます。



sakuraのために犬用のケージが届きました。

sakura 20151013




                                    <参考文献:加藤清正(海音寺潮五郎薯)>
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sakuraちゃん、お引越しですか?
気に入ってくれるといいですね☆

ハロウィンのデコレーションも素敵です!

さやか さま

さやかさん、こんにちわ~

新しいうさーず部屋が大きくなりましたので、狭隘なケージで
過ごしていたsakuraに犬用のケージを新調しました。

馴れるまで、ケージを繋いで試用期間にしています^^
気に入ってくれるといいですけど・・・。

> ハロウィンのデコレーションも素敵です!

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