『秀吉の大陸進出の野望』 その108

『慶長伏見地震』

1596年9月5日の夜に、百雷が一時に落ちたような、これまで経験したことのない大地震が伏見を襲った。

城の方を見ると、一面に霧が立っているようで殆んど見えない。無事であるとは思われなかった。

伏見城
fu.伏見城 001

清正は謹慎を命じられていたが

「おれは殿下のお身の上が心配だ、お城に駆けつける、その方どもは奥を守護して留守居せよ」

と命じて、城に向かって疾走した。

「加藤肥後守清正、殿下のお身を案じ、駆けつけ申した。ご開門」

と呼ばわると、半ば崩れた塀の上から、顔を出した者があった。

門番頭の伊藤壱岐という武士であった。清正は以前からよく知っている。

「やあ、伊藤殿、わしだ、加藤だ、この大変事に、殿下のお身の上が気遣わしいによって、謹慎中の身であ

りながら、馳せ参じ申した。開門してくだされ」

「ようこそ参られた。さすがは加藤殿です。第一番の到着でありますぞ」

「殿下はご無事でござろうか。ご変事はござるまいか」

「詳しくは存ぜんが、幸いご無事なようでござる。奥御殿のお庭の木立にお出でであると聞いています。お側に

いるのは多くの女中衆で、男はいたって少ないとのこと、早々にお出あって、ご守護ありますように」

と、伊藤は言う。

おどろくべき破壊と惨害であった。この城は朝鮮からの講和使節を迎えるために、工事を急ぎに急いだので、

見かけは豪華雄大でも色々手抜きがあったのでしょう。

新築だというのに破壊がひどい、石垣も。塀も、建物も、無残なほどの破損であった。



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                                   <参考文献:加藤清正(海音寺潮五郎薯)>
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