近代の城 その8

『石塁の発達』

塁と濠は築城工事のなかで最も重要な部分で、これがないと城は成立しません。

ただし古代から中世にかけての塁濠の構造は一般に簡単であり、土塁が多く用いられ石塁は主要

部のみに限られた傾向があります。

巨大地震でも壊れなかった熊本城の石垣
20130707 熊本城 008

中世中頃までは、ほぼこの状態が続いていますが、中世後半から戦国時代にかけて戦争が起こる

につれて塁濠の構造も堅牢となり石類の使用が盛んになってきています。

しかしその著しい発達は、戦国から近世初期におよぶ時代であり、ことに鉄砲の採用がこの傾向に

拍車をかけたのでしょう。

石塁はその独特な積石法によって日本の城の最も誇るべき特徴であり、世界に類例の少ないもの

として誇れるものだと思います。

自然石あるいは加工した石材を積み重ね、石材相互の組み合わせによって構成されており、特別

に接合剤などの力によらない積石法で、接合剤などによって煉瓦や石材を積み上げる外国の方法

と異なった技術です。

このような独特の技術は特に近江南部の穴太(あのう)地方の石工の間に伝えられ、彼らは穴太

者として近世初期の築城に活躍しています。

城の石塁が中凹に勾配をもちながら高くそびえる有様は、日本城郭のひとつの偉観です。

軍学者はそれを「扇の勾配」と称したといいます。

石塁が堅牢になるとともに、塁の要所に曲折を設けて塁面の側防(横矢)に備えた。これを「ひ

ずみ」と呼んでいます。

この側防の発達は石塁の使用とともに盛んとなったが、鉄砲の導入に伴い著しく促進されていま

す。



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遊び過ぎて、帰りのフェリーではグッタリでした。

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                      <参考文献:日本の合戦(新人物往来社)>

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