「夫を餓死させられた満天姫」 その29

『三従の教え』

明治から昭和にかけての歴史学者で渡辺世祐という人がいます。

先学の書をなぞっているに過ぎない学者が多いなか異彩をおられた学者です。

渡辺氏はわざわざ弘前まで出かけていって杉山氏(石田)の後裔を訪ねています。

弘前城辰巳櫓
hi.弘前城辰巳櫓

勇んで弘前まで出かけて行ったが、期待した収穫はなかったとされています。

三成について調べ始めたら、その子孫が生き残っていて、なんと大坂から気の遠くなるほど離れ

ている。

津軽の津軽家の旧臣・杉山氏がそうだと教えてくれた人がいたということです。

情報を入手することが困難であった明治時代末期の渡辺氏に耳に入るくらいだから、同じ時代を

生きた満天姫の耳にそのことが入ったとしても不思議ではなかったのです。

入ったとして満天姫は、腰をぬかさんばかりに驚いたことでしょう。

三成の養父(家康)の仇敵である。またかつての舅(福島正則)にとっても仇敵だった。

その三成の娘が御国御前になって、婿殿が寵愛しているというのです。

「信じられない。嘘でしょう」

反問するように、教えてくれた者を問い詰めたことでしょう。

「本当です」

教えてくれた者はいう。
では直ぐに教えなければ…という訳にはいかない。

教えれば夫・信枚の立場がなくなる。なんらかのお咎めを受ける。

家にあっては父に従い、嫁いでは夫に従い、夫の死後は子に従う。

「儀礼」にある三従の教えですが、三従の教えを知らなくても、室としてやってはならないこ

とぐらいは分かる。

教えてくれた者に、このことは口外無用といって口止めしたのでしょうか。



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                  <参考文献:戦国女人抄おんなのみち(佐藤雅美著)>
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