『女城主・井伊直虎』 その9

『桶狭間後の騒動』

桶狭間の悲劇が起きた年末、さらに由々しい事件が起きた。

奥山朝利が小野但馬守によって殺害されたのです。

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この奥山朝利の3女は、小野但馬守のすぐ下の弟・小野玄蕃朝直に嫁いでいたので。

そんな血縁関係にありながらも、あえて但馬守は凶行に及んだのです。

動機を推察すると、井伊家分家の中で最大の実力者が奥山氏だった。その当主・朝利が婚姻に

よって有力家臣の間に入り込み、権力を持ち、桶狭間で死んだ宗家の直盛に代わって、井伊家

を支配するのを恐れたからでしょう。

かつて父・和泉守は、直満の息子・亀之丞と直虎が結婚することで、直満が大きな権力を握る

のを恐れて殺害した。

今度も同じ動機といえます。

あくまでも井伊家の補佐役の一番は小野家でなければならなかった。

父・和泉守の思いは、そのまま子の但馬守に引き継がれていたのです。

災いの芽は早く摘み取るにこしたことはない。

氏真に何かを訴えて、氏真の了解のもとに殺害したことは間違いなく、周囲は手が出せなかっ

たのでしょう。

小野但馬守は、井伊家にとって恐るべき存在だったのです。

一方、桶狭間での義元の死は、今川氏に従属してきた遠江、三河の武士たちを大いに動揺させ、

さらに氏真は連歌・和歌・さらに蹴鞠は上手で酒宴遊興にばかり心を寄せて、政治の道には疎く、

父の仇討ちもできない暗愚な後継ぎと馬鹿にされるようになり、今川に背く者が増えはじめた。

その最たるものが徳川家康であった。



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いつもありがとうございます。



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               <参考文献:女城主・井伊直虎(楠戸義昭著)>
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No title

今丁度大河で見ているので、久しぶりに面白い。
あまり知らないこともあるが、日曜が楽しくなりました。

いつも訪問ありがとうございます。

普段はポチ逃げで申し訳ないと思っています。
応援して帰ります。ヽ(≧▽≦)/ポチ☆彡全部

☆〇〇〇 さま

こんにちは。

関西方面に出かけていましたので、返信が遅くなって
しまいました。
すみません。

ネコみたいに高いところばかりに上がるので、叱られたのですよ^^
反省したかのような仕草していますが、ぜんぜん反省していません。

雫  さま

雫さん、こんにちは。

出かけていましたので、返信が遅くなってしまいました。

大河見ておられますか。
恋愛ドラマだと評される人もいらっしゃいますが、今後
面白くなりそうですね。

いつも、ありがとうございます!
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