「夫への愛を貫きとおしたガラシャの娘」 その24

『古参の家来』

木村重茲は江州駆付衆、秀吉が長浜に城を持ったとき以来の古参の家来で、詰問はどれも噂の類。

そんなことを問題にされるのは心外だと反駁した。

石田三成(1560-1600年)
is.石田三成 002

そこで三成は止めを刺すようにいった。

「誓書一件は如何。これについてどう弁明されるのか」

前野長重も木村重茲も誓書の一件は知らなかった。

弁明ができず、評定所を出ようとしたところへ三成が前野長康を呼び止めた。

「ひと足お先に」

と木村重茲は聚楽第に向かい、前野長康は

「なんでしょう?」

と三成に聞いた。

「実は・・・」

と三成は出雲守(小太郎)長重が誓書を差し出しており、また諸将諸侍に誓書を差し出すように求

めたと言った。

長康は聚楽第に向かわず、新しく建てた伏見の屋敷に帰って家来に言った。

「所領を返上して、(秀吉の)御沙汰があるまで蟄居する」

木村重茲は聚楽第に戻り、秀次に事の次第を報告して言った。

「このうえは伏見に赴かれ、みずから弁明なされませ」

「相分かった」

と秀次は言った。

普通なら、すぐさま一騎駆けしてでも伏見に出かけなければならないのだが、この期におよんでも

腰が重い。

秀次は言った。

「明日、でかける」



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                    <参考文献:戦国女人抄おんなのみち(佐藤雅美著)>
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