「謂れのない汚名を後世に晒した悲劇の女・千姫」 その11

『結婚式は新郎が主役』

この時代、新婦の両親は嫁ぎ先に出向きません。

むろん結婚式にも顔を出すことはありません。現代の結婚式は新婦が主役ですが、戦国時代は

新郎が主役だったようです。

輿あるいは駕籠を玄関先で見送る。

付き添うのは家来で、千姫には小田原で6万5千石をとる譜代の家来、大久保忠燐が付き添って

いる。

千姫(大河ドラマお江)
se.千姫(大河ドラマ 江より)2

その日、7月28日、千姫は花嫁衣裳に身を飾って輿に乗り、大久保忠燐主従に前後左右を固め

られながら伏見の船着き場に至った。

淀川を下る。

どのくらいの供船であったのでしょう。

箪笥長持ちなど嫁入り道具も少なくなかったでしょうから、50~60艇は従ったのでしょう。

淀川の右岸は畿内の諸候が、左岸は前田利家、細川忠興、黒田長政らが固めた。

固めるといっても、なにかから守るということではなく、儀式に花を添えるいわば儀仗兵として

彼らは動員されたのです。

船は淀川を下って、大坂の大手橋についた。

千姫は船を降り、再び輿に乗って大坂城大手御門に向かい、浅野幸長が迎えて大久保忠燐から輿

を受け取った。

輿は三の丸から二の丸、二の丸から本丸へと進み、本丸玄関で片桐且元らが迎えて千姫は輿を降

り、女たちに先導されて奥に進んだ。

家康が、ただただ祝福しているという気持ちは大坂にも伝わる。

姑にあたる伯母の淀殿も婿の秀頼も相好を崩して幼い花嫁を迎え、やがて華燭の典が華やかに執

り行われたという。

おそらく戦国期を通じてこれほど華麗な挙式は例がなく、そのことに千姫は幼いながらも喜びを

十分にかみしめたことでしょう。



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               <参考文献:戦国女人抄おんなのみち(佐藤雅美著)>
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