「小田原後家(督姫)の割り込み先」 その3

『輝政の妻は実家へ』

池田輝政は家康の提案を受け入れると、心も妻の糸子から離れる。

ある日、輝政は糸子に持ちかけた。

「別れてくれぬか」

糸子には驚天動地の申し入れです。

「なにゆえ。どうして別れなければならないのです」

当然、こう聞きます。

池田輝政(1565-1613年)
ik.池田輝政


やがて分かることだが、家康の娘、小田原後家を迎え入れるからとはいいにくい。

「心がそなたから離れた。そなたと一生、添い遂げるのがつらくなったのだ」

「10年以上も一緒に連れ添っていて。子もすくすくと育っているというのに、なにを今さら。

冗談をおっしゃるのもほどほどになさりませ」

「冗談をいっているのではない。本気なのだ。そのかわり、そなたはこれからなにひとつ不自由

なく暮らせるよう、十分以上に金銀を与えてつかわす」

手切れ金はたっぷり出すといった。

「本気でおっしゃっているのですか」

糸子は詰め寄る。

「本気だ」

「おお!」

糸子はそういって両手で顔をおおう。

「わらしも中川清秀の娘。そこまで言われて、この家に留まることはできません。分かりました。

里に帰りましょう」

糸子は承知して。弟・秀政が主の播州三木を目指して旅立っていった。



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                   <参考文献:戦国女人抄おんなのみち(佐藤雅美著)>
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