日本百名城の旅

天守は四重四階総塗り「ごめ様式」でたいへん優美な城

大垣城は　1543年に宮川安定定が城郭を築き　1560年に氏家直元が城主となり　堀や土塁に手を

加え総囲いなどが整備された

織田氏、斎藤氏と支配権が移った後、1583年に豊臣秀吉の家臣・池田恒興が城主となり、1588年に

一柳直末によって若しくは 1596年頃、伊藤祐盛が城主の時に改築が行われ　天守が築かれたとされる

この天守閣は四重四階総塗り「ごめ様式」でたいへん優美な城として歴史の上からも貴重なものでした　

また石垣は石灰岩による「わらい積み（乱積み）」という全国的にも珍しい石垣である

1600年の関ヶ原の戦いの際には　当時城主であった伊藤盛宗は西軍に属したため　石田三成らが入城

して西軍の根拠地となる

その後、西軍本隊は関ヶ原に移動　城内には福原長堯らが守将となって残るが　関ヶ原の本戦で西軍が

敗北すると東軍に攻囲され落城
　
この時の逸話として戦時に城内での女性の有様を描いた「おあむ物語」は有名で「死に化粧なんかをして

いると生首もけっこうかわいいものだ」などと書いてある

江戸時代に入り　徳川家康は譜代大名として石川康通を城主にし　その後1635年に戸田氏鉄が城主と

なって以降明治に至るまで大垣藩戸田氏の居城となった

昭和11年には国宝に指定され　郷土博物館として親しまれていましたが　昭和20年7月に戦災で惜しく

も焼失したため　昭和34年4月にRC造外観復興されています


大垣城天守
大垣城の天守閣は四層四階の総塗ごめ様式で大変優美な城として名高かったと言います。
昭和11年には国宝に指定され、郷土博物館として親しまれていましたが、昭和20年7月29日の戦災で
焼失してしまいました。
現在の天守は、工事中で見ることができませんでした。


東門
ここは大垣城の表門にあたります。天守の復興整備の時に旧柳口門を移築したそうです。
写真は、平成22年7月18日に撮ったものです。


江戸時代初期の大垣城
戸田氏改修後は並郭式に本丸と二ノ丸を並べ、その周囲を三ノ丸で囲い、更に外周は惣構としていた。
本丸には北西隅に4重4階（3重4階とも）の複合式層塔型天守を上げ、3重櫓1基に2重櫓を3基、二ノ丸に月見櫓
など3重櫓を4基、三ノ丸には2重櫓4基、平櫓1基などが建て並べられ、本丸に2つ、二ノ丸に1つ、三ノ丸に
大手門など大小5つ、外郭に南大手門など大小7つの門が開かれていた。


西門の内側
非常の場合は入口を埋めてしまうことにより守りを固める埋門になっています。


西門
本丸門は南側の鉄門と北側の水之手門だけでしたが、城跡整備に伴いこの櫓門が造られました。
門には鉄砲狭間が造られています。


戸田氏鉄騎馬像と大垣城復興天守（工事中）


乾隅櫓
平成22年3月に改修工事が終わっていますので、きれいな姿をみることができます。


工事中の天守（平成22年1月下旬から平成23年3月上旬）
優美な天守を見たかったのですが、下調べが悪かったので再訪したいと思います。



次は、墨俣城に向かいます。


のらネコではありません。散歩中の管理人：Pigletです。


散歩が終わったら、いつものように休憩です。



『戦国クイズ』

≪昨日の解答≫
正解は：馬防柵
　　　　天下無敵といわれた武田の騎馬隊を馬防柵で防ぎ止め、その内側から鉄砲で狙い撃ちするため
　　　　造られたもので、延べ長2Kmあったという。

≪本日の問題≫



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応援ありがとうございました
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜参考文献：大垣城HP＞

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テーマ : 歴史
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