魔王信長 Vs たぬき家康
通勤電車の中で「真田昌幸(家康と秀忠を翻弄した稀代の名将)」(二階堂玲太)を読んでいたら
「魔王信長」と「たぬき家康」を比較した下りがありましたので 原文で紹介したいと思います
1582年3月12日 武田勝頼は織田軍の総攻撃受けた
勝頼は正妻の満姫に今生の別れを告げると 織田軍勢に斬り込んでいった
武田勝頼

<クリックで拡大します>
[以下 原文のまま]
勝頼の首はただちに本営に送られ 14日 信長は浪合(長野県下伊那郡)で その首実験をした
信長は 勝者として醜い振る舞いをした 武士の情けもなかった
武田家を罵り 勝頼を嘲笑った
「汝の父 信玄は 毎度我らに難問を言いかけ困らせた 信玄は首になりても上洛したし と言った
というが 汝も首になって上洛せよ」(徳川実記)
「天罪子孫に迫りてついに数代の社稷(しゃしょく)を失い かくの如く仕合せ 最後に臨んでは思い
知りたるべし」(関八州古戦記)
「ものども見候え 快き事にてはなきか」の信長は狂喜して勝頼の首を「杖にて2つ突いて 後ろ足で
蹴り上げた」(常山紀談)
織田信長(信長の館)

これに対して家康は
「今日かかる姿で対面しようとは思ってもみなかった 若気ゆえ数代の家国を失ったのであろう」
(常山紀談)
と勝頼を哀れみ パラパラと涙をこぼした
そのことを岩櫃城で知った真田昌幸は「見事なものよ」
と家康の あるいは芝居かもしれない所作に感嘆の声を上げた
信長が甲信の武士たちを蹂躙している間に 家康は家臣を甲州に放ち 武田の遺人たちに従属を
呼びかけていた
家康の勝頼を哀れむ涙に感じ入り 家康に属した甲信の武田遺臣たちは895人に上ったのである
徳川家康(浜松城)

「恐るべし 家康」
昌幸は 家康が示した「義」に震える思いがする いずれはこの男と対決することなると予感した
「以上 原文」
真田昌幸

「魔王信長」と「たぬき家康」をよく書いている節だと思いますが よく家康はhuman的だと言わ
れるところも出ていますよね。
今日のpigletは、ハンターです。

『戦国クイズ』
≪昨日の解答≫
正解は:伊達政宗
伊達政宗公です。

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応援ありがとうございました
<参考文献:真田昌幸>
「魔王信長」と「たぬき家康」を比較した下りがありましたので 原文で紹介したいと思います
1582年3月12日 武田勝頼は織田軍の総攻撃受けた
勝頼は正妻の満姫に今生の別れを告げると 織田軍勢に斬り込んでいった
武田勝頼

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勝頼の首はただちに本営に送られ 14日 信長は浪合(長野県下伊那郡)で その首実験をした
信長は 勝者として醜い振る舞いをした 武士の情けもなかった
武田家を罵り 勝頼を嘲笑った
「汝の父 信玄は 毎度我らに難問を言いかけ困らせた 信玄は首になりても上洛したし と言った
というが 汝も首になって上洛せよ」(徳川実記)
「天罪子孫に迫りてついに数代の社稷(しゃしょく)を失い かくの如く仕合せ 最後に臨んでは思い
知りたるべし」(関八州古戦記)
「ものども見候え 快き事にてはなきか」の信長は狂喜して勝頼の首を「杖にて2つ突いて 後ろ足で
蹴り上げた」(常山紀談)
織田信長(信長の館)

これに対して家康は
「今日かかる姿で対面しようとは思ってもみなかった 若気ゆえ数代の家国を失ったのであろう」
(常山紀談)
と勝頼を哀れみ パラパラと涙をこぼした
そのことを岩櫃城で知った真田昌幸は「見事なものよ」
と家康の あるいは芝居かもしれない所作に感嘆の声を上げた
信長が甲信の武士たちを蹂躙している間に 家康は家臣を甲州に放ち 武田の遺人たちに従属を
呼びかけていた
家康の勝頼を哀れむ涙に感じ入り 家康に属した甲信の武田遺臣たちは895人に上ったのである
徳川家康(浜松城)

「恐るべし 家康」
昌幸は 家康が示した「義」に震える思いがする いずれはこの男と対決することなると予感した
「以上 原文」
真田昌幸

「魔王信長」と「たぬき家康」をよく書いている節だと思いますが よく家康はhuman的だと言わ
れるところも出ていますよね。
今日のpigletは、ハンターです。

『戦国クイズ』
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伊達政宗公です。

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<参考文献:真田昌幸>
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No title
はじめまして
う~ん、なるほど・・・
その本読んでみます♪
う~ん、なるほど・・・
その本読んでみます♪
もいちぃ さま
> はじめまして
> う~ん、なるほど・・・
> その本読んでみます♪
はじめまして!
訪問ありがとうございます。
智将「真田昌幸」の本ですから、武田氏を中心に展開してあります。
PHP文庫 ISBN978-4-659-67088-1
> う~ん、なるほど・・・
> その本読んでみます♪
はじめまして!
訪問ありがとうございます。
智将「真田昌幸」の本ですから、武田氏を中心に展開してあります。
PHP文庫 ISBN978-4-659-67088-1
お久しぶりです☆
信長は絵でしか見たことがなかったのですが、この
白黒写真っぽいのは、結構なハンサムですね~。
でも、きちがいっぽい冷酷さが嫌だけど、私もいい人を例え演じていたかも知れないけれど
家康の方がいいなぁ~と思ってしまいました。
ハンターのピグさんも、お年頃の姫↓ちゃんも
いつもながら、かわゆいですぅ。
白黒写真っぽいのは、結構なハンサムですね~。
でも、きちがいっぽい冷酷さが嫌だけど、私もいい人を例え演じていたかも知れないけれど
家康の方がいいなぁ~と思ってしまいました。
ハンターのピグさんも、お年頃の姫↓ちゃんも
いつもながら、かわゆいですぅ。
コーン さま
> 信長は絵でしか見たことがなかったのですが、この
> 白黒写真っぽいのは、結構なハンサムですね~。
> でも、きちがいっぽい冷酷さが嫌だけど、私もいい人を例え演じていたかも知れないけれど
> 家康の方がいいなぁ~と思ってしまいました。
この画像は、イエズス会の画家ジョヴァンニ・ニッコロが1583- 1590年頃書いた信長の肖像画
といわれています。
「信長の館」に複製があります。
> ハンターのピグさんも、お年頃の姫↓ちゃんも
> いつもながら、かわゆいですぅ。
ありがとうございます。暑い夏を乗り切るために、みんなダラリとしながら過ごしています。
> 白黒写真っぽいのは、結構なハンサムですね~。
> でも、きちがいっぽい冷酷さが嫌だけど、私もいい人を例え演じていたかも知れないけれど
> 家康の方がいいなぁ~と思ってしまいました。
この画像は、イエズス会の画家ジョヴァンニ・ニッコロが1583- 1590年頃書いた信長の肖像画
といわれています。
「信長の館」に複製があります。
> ハンターのピグさんも、お年頃の姫↓ちゃんも
> いつもながら、かわゆいですぅ。
ありがとうございます。暑い夏を乗り切るために、みんなダラリとしながら過ごしています。