家康の過酷な命を受けた千世姫 その29

『千世も窮地』

お光こと光千代は、秀忠に従って宇都宮までやってきた。誰が見てもわかるように、光千代は

秀忠に気に入られていた。

これからの天下を握った徳川家との関係を考えるなら、秀忠にかわいがってもらっている光千

代に跡をゆずったほうが無難。

細川三千代(忠利)
ho.細川忠利

父・忠興はそう考えて千世が逃げたのを物怪の幸いに、それを問題として、おのれを嫡廃しよ

うとしている。

忠隆は城とはいうのもおこがましい、さびれた河守の城に入った。

千世は前田の屋敷に逃げ込んだ。だが、前田家とて当主・利勝の生母・芳春院を証人として江

戸にくだしているほど、家康に屈服している。

おや、そうかい。そりゃ大変だったねえ、ここでゆっくり骨休みなさいなどといえる雰囲気で

はない。

ましてや姑(ガラシャ)は華々しい自害を遂げ、あっぱれ武家の妻の鑑と栄誉を欲しいままに

している。

その姑をおきざりにして逃げ帰ってきているのである。

迷惑このうえない。

扱いはおのずと冷たくなる。

居心地はよくない。

かくなるうえはただ一人の味方、愛する夫をたよることしかない。

侍女に、夫の消息を探らせた。

大坂には戻っていないという。

さらに探させると、なんと丹波と丹後の国境のさびれた城にいるのだという。

屋敷の者の冷たい目を背に、落人同然に千世は河守の城に向かった。



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                     <参考文献:戦国女人抄おんなのみち(佐藤雅美著)>
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