鉄砲の伝来 その26
『日本の製鉄技術』
ところで、鉄砲の鍛冶技術がいかに優れていても、それだけでは優秀な銃は造れない。
良質の鉄材を用いなければならないのです。
鉄砲鍛冶の道具

先に紹介した、明人が書いた『日本一鑑』で、日本国産の鉄はもろくて鉄砲の材料には不向きな
ので、シャムや中国の福建から鉄を輸入していると言っている。
その後、その明人が日本を去って半世紀をへて来日した、平戸のイギリス商館長のリチャード・
コックスは、日本産の鉄はきわめて良質である、ほめちぎっているのです。
実際、その頃の日本は朱印船貿易によって鉄と銅は、台湾・フィリピン・トンキン・安南・交趾
支那・カンボジア・シャムなどの各地に輸出していたくらいなのです。
両者の評価は相反しますが、2人の証言のあいだには半世紀という年月が流れているのです。
その間に日本の製鉄技術が飛躍的に進歩したということでしょう。
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いつもありがとうございます。

<参考文献:日本の合戦(新人物往来社)>
ところで、鉄砲の鍛冶技術がいかに優れていても、それだけでは優秀な銃は造れない。
良質の鉄材を用いなければならないのです。
鉄砲鍛冶の道具

先に紹介した、明人が書いた『日本一鑑』で、日本国産の鉄はもろくて鉄砲の材料には不向きな
ので、シャムや中国の福建から鉄を輸入していると言っている。
その後、その明人が日本を去って半世紀をへて来日した、平戸のイギリス商館長のリチャード・
コックスは、日本産の鉄はきわめて良質である、ほめちぎっているのです。
実際、その頃の日本は朱印船貿易によって鉄と銅は、台湾・フィリピン・トンキン・安南・交趾
支那・カンボジア・シャムなどの各地に輸出していたくらいなのです。
両者の評価は相反しますが、2人の証言のあいだには半世紀という年月が流れているのです。
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<参考文献:日本の合戦(新人物往来社)>
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