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島津義弘の関ヶ原 その191

『必死は必生につながる その27』

とつぜん火を吹いた3門の新型大筒に恐慌をきたし、東軍諸隊は列を乱して後方へ逆流してきた。

放たれた砲弾は大きな放物線を描き、家康の新本営にもパラパラと鉄片が落ちてくる。

小早川秀秋(1582-1602年)
ko.小早川秀秋

やや遠地なので、弾の殺傷力は弱まっている。それでも陣営ではケガ人が続出した。

親衛隊長の酒井が危ぶんで、しきりに家康の陣羽織の裾をひいた。

「上様、陣を下げねば」

「そのような振る舞いができるものか!今は耐えよ、いずれは風向きも変わる」

「ですが・・・」

「ここで陣を退けば、眠っている西軍の鬼子を起こすことになる。いや、いっそうのこと鬼子を叩き起こす

妙手かもしれぬ」

「はて、鬼子とは」

「松尾山に籠もりし金吾のことじゃ」

「金吾中納言の小早川秀秋さま」

「小僧め、寝返りの刻を見失ったか」

苛立った家康は、左の小指の爪をキリキリと噛んだ。苦戦に陥ると必ず出る悪癖であった。



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robin 202110016




<参考文献:島津義弘(加野厚志・Wikipedia>
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