加藤清正 Ⅱ その156
『悔しい勝家』
柴田勝家はくやしさに目もくらむ思いであった。
元来、勝家と秀吉は仲が悪いのです。
北ノ庄城の勝家公

勝家は信長の家臣中、第一の先輩であり、第一の身分であった。
武功も数々積んで、首位将軍の地位にある。
ところが近年、秀吉がめきめきと頭を持ち上げてきて、武功を積み、信長の大の気に入りとなった
ので、勝家はねたましくてならないのです。
その秀吉が、早くも弔い合戦をやってのけて、明智を討取ったというのです。
勝家の立場からすれば、くやしいのも当然というべきでしょう。
『3日遅れた!3日遅れた・・・』
勝家はこのままでおけば、秀吉の勢いは益々増大して、ついに信長のあとをついで天下人になるに
違いないと思った。
そうはさせたくない。
『右大臣様のあとは、ご家来の中で第一の身分であった、おれが立たずになんとしよう』
と、思った。
そこで、真っすぐに清州に来て
「右大臣様の跡目を決定し、ご遺領の分配をしないしたい故、お集まり願いたい」
との招集状を人々に出して、集まってもらっていたのです。
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いつもありがとうございます。

<参考文献:海音寺潮五郎「加藤清正」>
柴田勝家はくやしさに目もくらむ思いであった。
元来、勝家と秀吉は仲が悪いのです。
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勝家は信長の家臣中、第一の先輩であり、第一の身分であった。
武功も数々積んで、首位将軍の地位にある。
ところが近年、秀吉がめきめきと頭を持ち上げてきて、武功を積み、信長の大の気に入りとなった
ので、勝家はねたましくてならないのです。
その秀吉が、早くも弔い合戦をやってのけて、明智を討取ったというのです。
勝家の立場からすれば、くやしいのも当然というべきでしょう。
『3日遅れた!3日遅れた・・・』
勝家はこのままでおけば、秀吉の勢いは益々増大して、ついに信長のあとをついで天下人になるに
違いないと思った。
そうはさせたくない。
『右大臣様のあとは、ご家来の中で第一の身分であった、おれが立たずになんとしよう』
と、思った。
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「右大臣様の跡目を決定し、ご遺領の分配をしないしたい故、お集まり願いたい」
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<参考文献:海音寺潮五郎「加藤清正」>
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