fc2ブログ

加藤清正 Ⅱ その414

『小西行長の手紙』

景応舜は思案しているように、ぱちぱちとまばたきしていたが、やがて言う。

「手短には答えることができません。少し長くなりますが、お聞き願います」

と、前置きして語り出したのは、ずいぶん長い話であった。

宇土城の小西行長公
ko.小西行長

「自分は尚州で、小西軍の捕虜になりました。行長殿は自分が倭学通事で、達者に日本語が話せ

るのを知られると、自分を前に召して、こう言われました。」

「わたしは先年日本の太閤の使節となって朝鮮に来たことがある。その時、当国の大官の李徳馨

殿と懇意になったが、徳馨殿は壮健でおられるだろうか」

自分は壮健でおられると答えました。

すると小西殿は

「一体、今度のわが国の出兵はあくまでも貴国を攻め取ろうというつもりで始まったものではな

い。太閤の意志は大明国に使を通じようというだけのことで、そのとりなしを貴国に頼んだのだ

が、貴国が疑心をはさんで承諾しないので、つこの不祥事になったのである。もし、貴国が日本

のこの願いを聞いてくれるなら、和睦は直ちになるのである。ついては、貴下を保釈するから、

京城に帰って、わしの手紙を李徳馨殿に届けてくれまいか。決して貴国のために不利になること

でないから」

と申されました。



ランキングに参加しています
にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ

いつもありがとうございます。


robin 20240223




<参考文献:海音寺潮五郎「加藤清正」>
関連記事
スポンサーサイト



テーマ : 歴史雑学
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

piglet01

Author:piglet01
Piglet01のブログへようこそ!!


平成26年6月30日に100城を制覇しました!

城郭ライトアップの撮影にチャレンジします。


「日本百名城塗りつぶし同好会」にも参加しています。

会員番号:908です。

日本百名城塗りつぶし同好会

パーソナルURLは、「リンク」の「日本百名城塗りつぶし同好会」からお願いします。


*参考文献:日本100名城公式ガイドブック、Wikipedia



ランキングに参加しています

人気ブログランキングへ







20140816 郡上おどり 002-1
I LOVE 郡上おどり













最新記事
カテゴリ
FC2カウンター
リンク
月別アーカイブ
検索フォーム