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加藤清正 Ⅱ その416

『日本軍は講和の意志があるのか?』

「どうなされた?」

「いや、何でもありません」

中富としては、そうでござるかでは済まされない。鋭く言った。

京城府
ke.京城府

「何でもないことはござるまい。包まずに言われよ」

「…申すも恥ずかしいことです。李徳馨殿とともに使をうけたまわった今一人の大官が、恐怖のあ

まりに死んでしまったのです」

中富は相槌も打てない。はて、さてとあきれるばかりであった。

「そこで?」

「李徳馨殿は歯がみして憤られましたが、仕方はありません。『ままよ、2人で参ろうとのこと』

と、黄州を立ち出、開城まで参りましたところ、はや日本軍は京城に入っていることがわかりまし

た。李徳馨殿は、『陛下がわしにこの使いを命ぜられたのは、京城の向こうで日本軍を停止させ、

講和の相談をなさりたいためであったのに、こうなってはそれは叶わぬこととなった。一体、日本

軍は真に講和の意志があるのかどうか、疑わしくもある。その方ひとり行って、小西殿に会って、

よく問いただしてまいれ』と仰せられたのでございます。そこで、わたくしただ一人、こうして参

ったのでございますが、はしなくも貴下に捕らえられたのでございます。」



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robin 20240225




<参考文献:海音寺潮五郎「加藤清正」>
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