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加藤清正 Ⅱ その420

『悔しがる行長』

行長は尚州で景応舜を捕虜にし、景応舜が日本語通事であることを知ると、前に顔見知りになって

いる李徳馨に和睦の意志を通ずるために保釈したのであった。

しかし、ほとんど望みはつないでいなかった。

行長公
ko.小西行長

この男は李徳馨に自分のことばを伝えないであろうし、伝えても李徳馨は話にのってこないであろ

うと思っていた。

従って、すっかり忘れていた。

忙しい戦地の生活は、望みのないことに心を繋ぎとめはしないのです。

ところが、景応舜は忠実に自分のことばを伝え、李徳馨は国王の許しを得て途中まで来ているとい

う。

その景応舜を清正の兵が殺し、景応舜は死体になってここにいる。

小西は残り惜しさがこみあげてきた。

腹が立った。覚えず、はげしい調子で言っていた。

「この者はこの戦さを和解にまとめ上げるためにも最も大切な人物でござった。それを貴殿の兵は

むざむざと殺したのですぞ。ああ、何たること!」

こんな調子に言われて、清正も腹を立てたが、おさえた。

「誤解なさらないでいただきたい。これはことさらに殺したのではなく、逃走を企てたゆえ、止む

をえず殺したのです」

「それでも、殺されてしまわれた。最も重要な人物であったのに」

「殺したことは否定はいたさぬ。だからこそ、こうして参っている」

と言ってひらきなおった。



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robin 20240229




<参考文献:海音寺潮五郎「加藤清正」>
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