『唐辛子は冷え症の予防になったの?』

『唐辛子は冷え症の予防になったの?』

古来、日本の医療は仏教の影響が色濃く、仏教とともに伝わって来た薬の知識や呪いの類で病気の治療

に当たっていた。

これは室町・戦国時代になってもあまり変化はなく、病気の治療は漢方や加持祈祷が主流でした。

他にも民間伝承のようなやり方ですが、いくつかの治療例が「雑兵物語」に記されています。


・冷え、暑気あたりを避けるには、“夏も冬も朝一粒ずつ胡椒をかじればよい”

・手足の冷え性対策には、“唐辛子を潰して尻から胡椒をかじれば良い。”

・息切れには、“梅干を取出して見てみろ”


などと書いてあり、梅干は食べるのではなく、見るものだったのです。

また、敵地の井戸は汚物を流し込んだりしたものですが、川の水を飲んだほうが安全であり、それでも水

あたりの可能性があるから、その時は、“杏の実”を絹布に包んで鍋桶に汲んだ水に入れ、そのうえで水

を飲めば当たらないという。

曲直瀬道三(1507-1598年)
ma.曲直瀬道三

これらの治療法は、現在の医療知識から見ると全く根拠がなかったり、あるいはかえって悪化させるので

はないかと思われるものもあるが、だからと言って一概に否定も出来ないのでしょう。

この時代は、それまでの混沌とした状況の中に、新しい医学の知識がもたらされた時代でもあった。

1553年には、ポルトガルの宣教師であり外科医でもあったルイ・アルメイダが来日し、豊後の領主・大友

宗麟の庇護を受けて日本では初めての洋式病院を開いています。

漢方と加持祈祷しか知らない当時の人々にとって西洋の科学的な治療は正しく驚異だったでしょう。

当時の代表的な医学者に曲直瀬道三という人物がいますが、道三は李朱医学を修め京都に帰って医療

に専念し、「啓通院」という医学校を開いて医学の発展に努めています。

西洋的な医学が本格的に入って来るにはまだ待たなければなりませんが、この時代、少しずつではあり

ますが、医学は整備されつつありました。


ルイ・アルメイダの西洋医術については、大分の「まーりたんさん」が「こちら」で詳しく記事にされています。

sakura 20120518 001

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                              <参考文献:戦国武将への大質問(歴史の謎研究会編)>
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